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2019年04月30日

観葉植物の上手な育て方~水やり①~

最近寒いと感じることが多くなった気がします(;・∀・)

寒暖差で風邪をひきやすくなるかもしれないので、皆さん気を付けて下さい!

 

それでは今回から少し、水やりについてご紹介します。

昔から水やり3年といわれているように、簡単そうで難しく大切な作業が水やりです。上手に育てるための最も基本的なことで、観葉植物を枯らす原因で最も多いのは、水やりの失敗です。 植物が水を要求するのは、私たちが暑い夏にのどが渇き水を飲むのと同様な意味があります。高温時の天気の良い日には、少しでも涼しくしようと葉や幹の表面が水分を蒸散します。そのため、鉢土は根から吸収した水分を幹や葉に送ります。さらに、鉢土の表面は水分を空気中へ蒸散するので、乾いてきます。そのために水やりが必要となります。逆に雨天の場合には、温度が低くて湿度が高いので、葉や幹からの蒸散が少なく、鉢土も乾きにくきので、水やりの間隔が広がります。 根の活動には酸素が必要で、水やり時に空気中と水に溶けている酸素が根に運ばれます。そこで、鉢土が乾いてから水を与えることにより、フレッシュな酸素が根に行きわたり、元気よく育つことになります。そのため、鉢土が常にじくじくしていると、酸欠状態になって根が枯れ、植物を傷める原因になるので、水はけのよい用土を用いて植えた方が、植物の生育はよくなります。

①水やりの基本

 鉢植え植物の水やりの基本は、鉢土が乾いてきたら鉢底から流れ出るまでにたっぷり与えることです。鉢植えの場合は、鉢土は鉢縁までいっぱいに入っていることはなく、必ず八分目程度です。鉢土の表面から鉢縁までをウォータースペースといって、水やり時にたまるようになっています。このスペースいっぱいに水を与えれば、鉢土全体に十分水が行きわたります。これが不十分だと中途半端な水やりとなり、鉢土の一部が乾いたままになることがあります。こういうことたびたび重なると鉢土の中に水の道ができて、水を与えてもその部分しか水が行きわたらず、水のかからない部分ができてしまいます。そのままだとその部分の根が水不足で枯れ、植物を傷める原因になります。 この現象は水はけのよい用土に植わっている場合に多く見られるので、入手時に植わっている用土が何か観察しておく必要があり、用土の材料により水やりも変わってきます。なお、水ゴケやピートモスに植わっている場合には、極端に乾燥させるとその後に水を与えても水をはじいてしまいます。このような場合には、バケツなどに水を入れ、しばらく漬けておいて十分吸水してしてから水から上げます。その後は極端に乾燥させないように注意して、水やりを行ってください。 なお、ヘゴづけ株は、ヘゴ柱の部分にも根が張りついていることが多いので、その部分にも水がかかるように、株の上から与えます。また、生育期には、鉢土だけでなく、葉に水を与えることも大切です。

 

次回は水やりの間隔についてご紹介します!

 

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参考文献

・NHK趣味の園芸 新園芸相談⑨ 観葉植物

 監修:小笠原亮 尾崎章 編集:日本放送出版協会 発行:日本放送出版協会

 p.137~p.138

 

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