2019年09月17日
それでは今週は先週に引き続き楽しみ方③についてご紹介します(*''ω''*)
●吊り鉢
既製品として園芸店などで売られていますが、自分で容器や植物を選んでつくるのも楽しみの一つです。管理上は水やりが一番のポイントになります。水もれしにくい容器と、軽くて水もちのよい用土を条件とし、肥料は長期緩効性のものを使用します。
垂れ下げづくり
2階吹き抜け、あるいは階段回りなどに鉢やプランターを置き、ポトスやアイビーなどのつる性植物を垂らしてつくり、観賞するものです。容器は安定がよいものを選び、用土、肥料などは吊り鉢に準じますが、ハイドロカルチャーなどに最も適すると思われます。
●ハイドロカルチャー
ハイドロボールと呼ばれる発泡煉石を用土として無穴容器で栽培することを、一般にハイドロカルチャーと呼んでいます。小鉢単品植えから、大型容器での寄せ植えまで可能で、アメリカやヨーロッパでは、メンテナンスの省力化が出来ることから、この方法であらかじめ栽培された株の販売も盛んです。日本でもようやくハイドロカルチャーのよさが認識されつつあります。給水の頻度が1/3くらいになり、植物の型くずれが起きにくくなる、といった利点があります。
●自動給水装置
植物を鉢やプランターで育て、インテリアとして利用している場合、管理面でなるべく手をかけたくない条件下で、最も自動化したいのが給水作業です。しかし、この条件は、意外に厄介で、大きな場所や屋外ではそれなりにできても、1鉢とか1容器ずつとなると、簡単に解決できない点が多くありました。しかし、ようやくそれらの点を解決した装置が新しく開発されています。
②屋外の楽しみ方
都会地では植物を植えて楽しむ場所がない、とよく言われています。しかし、高いビルやタワーに上って下を見ればビルの屋上はほとんどクーリング装置以外は未利用場面ですし、道を歩けばどのビルの壁面も空白のままです。これらの構造体の表面を緑化することを考えるのも、新しい楽しみの一つです。
●場所の発見
この場所で植物を育てることはできないが、と発想することがスタートです。そして、どんな植物を、どうやってその場所で育てるか、装置を含めて考えます。コンテナ、ハンギングバスケット、トレリス、ウィンドウボックス、人口土壌、自動給水装置などを利用すると、いろいろな育て方ができます。全国の園芸愛好家が考えたら、日本の都市も現在よりはるかに緑が多くなることでしょう。
●高所利用注意点
安全第一です。植物が育つ環境をつくることに十分気をつける必要がありますが、安全はさらに大切な条件です。風害、枯れ葉、越境、飛散水など、問題になりがちな多くの点も考慮してください。
次回からは植物の紹介をしていきます!
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参考文献
・NHK趣味の園芸 新園芸相談⑨ 観葉植物
監修:小笠原亮 尾崎章 編集:日本放送出版協会 発行:日本放送出版協会 p.158~159月