お知らせ

2019年10月01日

観葉植物の紹介~シダ・ソテツの仲間②~

とうとう10月に突入しましたね!

今年もあと3か月ぐらいあると思うと本当に時間の流れが早いです( ;∀;)

後悔しないように過ごしましょう!

それでは続きをご紹介します!

 

●ダバリア・トリコマノイデス

 マレー半島原産の植物です。ダバリア属は約35種あり、多くは常緑性で旧世界の熱帯から亜熱帯に自生し、樹上や崖などに着生しています。灰白色の鱗片に覆われた根茎は、分枝しながら地表をはうように伸び、ところどころから葉を伸ばします。ふつうダバリアやシノブの名で流通するものはダバリア・トリコマノイデスです。

管理のポイント

 耐寒性はなく、半日陰や明るい室内で管理、冬越えします。乾燥には耐えますが、かんそうぎみに管理すると葉の色やつやが悪くなるので適度の水やりが必要です。繁殖は葉をつけた根茎を10㎝ほどに切り取り、植えつけます。

●シノブ

 東アジア、日本原産の植物です。山野林床下に自生します。ホオズキ市や朝顔市で風鈴を下げて売る「吊りシノブ」は、山ごけなどを芯にしてシノブの根茎を巻き付けて作るが、このシノブもダバリア属の一員です。ダバリアの名で流通するものとよく似ているが、シノブは根茎が細く、冬には葉を落として根茎だけで冬越えします。

管理のポイント

 木漏れ日がさし、いつも水つけの多い場所に自生しているため、乾かしすぎないことが失敗しない秘訣です。耐寒性が強く戸外でも冬越可能だが、寒風が吹き抜けるような場所は傷みやすいです。生育中は半日陰に置きましょう。

●トキワシノブ

 中国南部原産です。シノブ属(ダバリア属)と近縁の属であり、形態もよく似るが、日本原産のシノブが落葉性であるのに対して本種は常葉です。トキワ(常磐、永遠の意)シノブの和名も、常緑であることに由来します。根茎は長く横にはい、初めは銀白色の鱗片に覆われるが、古くなると緑色の茎が裸出します。葉はまばらにつきます。

管理のポイント

 耐寒性が強く、凍らない程度で冬越します。生育中は明るい室内や戸外の半日陰に置いて十分に水やりをするが、シダ類にしては乾燥にもよく耐えます。繁殖は葉のついた根茎を切って株分けします。

●タマシダ

 細い地下茎が伸び、ところどころに子株を生じ、地下茎の先には直径1㎝程度の球状の塊茎を持ちます。和名もこの塊茎に由来します。葉は肉厚く、束生して立ち上がります。世界中の熱帯から亜熱帯に広く分布し、わが国では温室の下草や切り葉、鉢物として知られている。同じ仲間のネフロレピス・エクサルタータに比べてはるかに丈夫で、粗雑な管理に耐えます。

管理のポイント

 もともとは半日陰のやや湿りけのある場所を好むが、乾燥にも比較的強いです。また、多少の霜には耐え、暖地では戸外で冬越します。置き場は明るい室内が理想です。

●ネフロレピス・エクサルタータ

 熱帯に広く自生し、最も栽培の多いシダです。たくさんの品種があり、テディジュニアと葉が長く垂れ下がるボストンファンは古くから栽培されています。そのほか、葉が黄色味を帯びるボストンファンの枝変わりファンダンサー、細く切れ込んだ葉が密に重なるスコッチなどが多く出回ります。

管理ポイント

 光が不足したり肥料が切れたりすると葉がやせてモヤシのようになります。ときどき日光浴をさせ、明るい室内で置き肥を施します。水は鉢土の表面が乾いてからたっぷり与えます。凍らない程度で冬越します。

 

次回はシダ・ソテツの仲間③の紹介をします。

 

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お待ちしております!

 

参考文献

主婦の友生活シリーズ 観葉植物ポケット図鑑

編集人:田淵増雄 発行人:上原嚴 発行所:株式会社主婦の友社 平成6年7月発行

p.6~p15

 

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