2019年10月08日
そろそろ〇〇の秋と言われる季節が近づいてきましたね!(^^)/
皆さんは何の秋ですか?
私は食欲の秋です。美味しいものいっぱい食べたいです!
それでは今週もシダ・ソテツの仲間を紹介します。
●ネフロレピス・テディジュニア
別名ツデーシダ、ツデータマシダと呼ばれます。ネフロレピス・エクサルタータの1品種で、最もポピュラーなものになります。おそらくは昭和40年代の導入だが、現在のものはその後に選抜された変異株で、一時期ニューファンの名前で流通しました。本来の品種に比べて葉が短く、多くの葉が整然とまとまります。
管理のポイント
ネフロレピス・エクサルタータに準じます。若葉の鮮緑色が持ち味であり、明るい室内に置き、春から秋までは施肥、水やりともに欠かさず行います。耐寒性は強いほうで、室内なら問題なく冬越えできます。春には植え替えと株分けを行います。
●マザーファン
ニュージーランド、オーストラリアからインド原産です。葉は細かく切れ込み、2~3回の羽状複葉で、表面は明緑色で光沢があり、成葉は長さ60㎝ほどになります。株が古くなると、葉のところどころに子株を生じ、子株の重みで葉はゆるく下垂します。マザーファンの英名はこの特徴に由来したものです。
管理のポイント
葉先につく子株をとって植えつけると、およそ2年で成株になります。10℃以上で生育し、凍らない程度で冬越しします。暗所にも耐えるが光不足になると葉色が黒色が黒味を帯びます。直射を避けた戸外や、明るい室内が理想的な置き場です。
●シマオオタニワタリ
熱帯アジアからポリネシア原産の植物です。岩場や樹上に着生し、根茎は黒い塊となる。草姿が鳥の巣のように見えるところからバード・ネスト・ファンの英名があります。オオタニワタリに酷似するが、鉢物では本種の1品種アビスが広く栽培されます。
管理ポイント
若葉は柔らかく、傷つきやすいです。また、葉焼けしやすいので、直射日光を避けた戸外や明るい室内に置きます。乾燥には強いが、黒い根茎の部分をたっぷり湿らすように水やりをします。耐寒性は強く、凍らない程度で冬を越します。
●オオタニワタリ
日本南部から台湾原産の植物です。アビスタニワタリに酷似するが、胞子嚢群の付き方などで識別される。葉が開出ぎみにつくことから鉢物の利用は少ないが、葉肉にはこの種がもっぱら利用されています。
管理のポイント
シダ類にしては乾燥に強く、アビスタニワタリに比べて、はるかに丈夫です。また、沖縄では樹木下で栽培するように、耐陰性が強く、北向きの窓辺程度の明るさで十分に生育する。室内に置いて管理し、ときどきは戸外に出して日光浴や葉水を与えます。繁殖は胞子によります。
●ボタンファン
ニュージーランド原産の植物です。この仲間は約80種知られるが、栽培されるものは少ないです。雨期と乾期がある地域の、岩の割れ目などに多く自生し、丈夫な種類が多いです。本種は葉が地面を這うように伸び、吊り鉢などに仕立てられます。葉長20~30㎝、小葉は肉厚く、光沢があります。
管理のポイント
光不足や乾燥にも強く、また、短期間であれば地表が凍るような寒さにも耐え、おそらくは、寒冷地を除けば、戸外でも冬越可能です。通常は明るい室内に置き、水ぎれや空気の乾燥を避け、元気に生育させて観賞します。
次回はシダ・ソテツの仲間④の紹介をします。
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参考文献
主婦の友生活シリーズ 観葉植物ポケット図鑑
編集人:田淵増雄 発行人:上原嚴 発行所:株式会社主婦の友社 平成6年7月発行
p.14~p20