お知らせ

2019年10月22日

観葉植物の紹介~シダ・ソテツの仲間⑤~

今月は雨が多く、なかなか外に洗濯物を干すのが難しい日が続きますね(´・ω・`)

早く晴れるといいなと思います。

 

それでは今週もご紹介していきます!

 

●ヘゴ

 日本南部から台湾、東南アジア原産の植物です。気根に覆われた根茎が幹のようになります。ヘゴ属は熱帯から亜熱帯中心に約600種が知られ、日本にも小笠原特産のマルハチや、マルハチに似たヒカゲヘゴ、ヘゴなどがときどき栽培される。またオーストラリア原産のディクソニアも最近は入手可能になってきました。

管理のポイント

 幹は気根が集まったものであり、その部分が乾燥すると枯れてしまいます。水やりは幹の部分とその先端の生長点にたっぷりと行い、乾くことのないようにします。

●リュウビンタイ

 日本南部からオーストラリア、マダガスカル原産の植物です。沢沿いの半日陰に自生する大型シダです。葉は光沢があり二回羽状複葉で長さ1~2m、大きく半球状に盛り上がった根茎より伸びる。根茎はウロコ状の付属物に覆われます。付属物を切り取って水ごけに植えると子株を生じる。

管理のポイント

 直射を避けた、やや湿り気のある場所を好みます。暖地では戸外で冬越可能だが、ふつうは室内で冬越させます。耐陰性は強く、室内の弱い光にも耐えます。水は乾いてから与えるが、春から秋はときどき葉を洗うようにしてホースなどで葉水を与えます。

●ザミア

 アメリカの熱帯から湿帯にかけて約40種自生します。植物園ではたくさんの種類が栽培されるが、鉢物とされるのはフロリダからメキシコ、西インド諸島原産のヒロハサミア1種である。姿はソテツに似て多く株立ちし、葉は革質で肉厚く、長さ60㎝~1m、表面はロウ質の光沢があります。

管理のポイント

 過湿を嫌い、強い日さじを好みます。沖縄では乾燥ぎみの庭や石垣の上に植えられ、株立ちになり1mを超える大株もあります。室内で観賞する場合は乾燥ぎみにし、霜に当てたり凍らせることのないように注意します。

●ソテツ

 九州南部から沖縄、中国南部原産の植物です。庭木の場合、関東では冬にわらなどで葉を防寒する必要があります。暖地では畑に植え、切り葉に利用しています。雌雄異株で、ほとんど単幹です。幹長は3~5mに育つが、俗に「幹高一尺10年」と言うように、生長が遅いです。最近は生産が減少ぎみです。

管理のポイント

寒さが厳しい年は葉を枯らすが、室内なら葉をつけたまま冬越する。冬は乾燥気味に管理し、もし葉が枯れてしまったときは完全に水を切り、休眠させるとよいでしょう。春から秋までは直射に当て、鉢土の表面が乾いたころにたっぷりと水やりをします。

●アンドロポゴン

 比較的新しい観葉植物で、アンドロポゴンの名で流通するが、その来歴は明らかではありません。アンドロポゴン属は熱帯から暖帯に役100種をわが国にもヒメアブラススキやウシクサなどの数値が分布します。本種はササに似る常緑の基本で、草丈は30~50㎝、斑入り品種と青葉種が流通します。柔らかな草姿と明るい葉色が人気です。

管理のポイント

 直射を避けた戸外や明るい室内に置いて管理します。水やりは鉢土の表面が乾いたころにたっぷりと行い、月2回くらい液肥を施します。耐寒性はないが室内で冬越します。

 

次回はシダ・ソテツの仲間⑥の紹介をします。

 

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お待ちしております!

 

参考文献

主婦の友生活シリーズ 観葉植物ポケット図鑑

編集人:田淵増雄 発行人:上原嚴 発行所:株式会社主婦の友社 平成6年7月発行

p.27~p.34

 

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