2021年01月27日
今週もパイナップルの仲間を紹介します。
●オオインコアナナス
フリーセア・インクルバタなどを親として育種されたものと推測され、整然と並ぶ方を特長とします。苞は赤や黄色に色づき、多くの種類は枝分かれします。観葉植物生産の黎明期である昭和30年代に欧米からさまざまな系統が導入され、また、国内で盛んに実生・育種が行われてきました。現在は十数品種を見ることできます。
管理のポイント
強光に当てると葉焼けしやすいので、明るい室内で管理します。根からの水分吸収が盛んであり、生育中の施肥は生長を助けます。冬には筒状部への水やりは控え気味にしましょう。
●トラフアナナス
ギニア原産の植物です。葉は長く40~50㎝に伸びて弓状に反り返り、黒色のゼブラ模様があります。(特に葉裏の模様が顕著です。)花序は薄く、枝分かれせず、並列して朱色を帯びたオレンジ色に色づきます。最近は、花序の長さが60㎝を超えるものや、黄色の品種も導入されています。メリクロンによる大量増殖技術の普及で生産が増えています。
管理のポイント
オオインコアナナスに準じます。花後に株元から子株を生じるので、葉が5~6枚展開したころに切り離して株分けしますが、子株は親株に密着しているので、子株の茎を傷つけないように注意します。
次回は食虫植物について紹介します。
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参考文献
主婦の友生活シリーズ 観葉植物ポケット図鑑
編集人:田淵増雄 発行人:上原嚴 発行所:株式会社主婦の友社 平成6年7月発行p.190~p.192