2021年02月10日
今週も食虫植物について紹介します。
●モウセンゴケ
世界中に分布しますが、特に南半球に多いです。原種の数は約80種とも90種ともいわれ、いずれも湿地に自生します。薬の形態や草姿はさまざまですが、いずれも表面に腺毛を有し、昆虫などの小動物を粘着して捕らえ、酵素で分解し吸収します。一般に栽培されるのは、日本産のものより栽培が容易なオーストラリアや南アフリカ原種の種類が多いです。
管理のポイント
耐暑性や耐寒性に問題があり、栽培の難しいものが多いですが、ふつうに出回るものは概して丈夫な種類です。明るい室内や戸外に置き、腰水潅水で水を切らさないようにします。冬越しは霜などを避ける程度にします。
●ディオネア
別名ハエトリグサ、ハエジゴクと呼ばれます。
北米ノースカロライナからサウスカロライナの海岸地帯の沼沢地に自生する食虫植物です。平たい葉柄の先に2枚貝のような葉をつけます。左右の葉の内側には3本の感覚毛があり、この感覚毛にふれると、2枚の葉は素早く閉じます。この葉で昆虫などを捕らえ、消化吸収します。
管理のポイント
ふつうは水ごけに植えて戸外または明るい室内に置き、浅く腰水をして水を切らさないようにします。冬には地上部を枯らして休眠するので、室内やフレーム内で霜を避けます。繁殖は採りまきによります。
次回はリビングなどに置くと良いおすすめの観葉植物について紹介します。
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参考文献
主婦の友生活シリーズ 観葉植物ポケット図鑑
編集人:田淵増雄 発行人:上原嚴 発行所:株式会社主婦の友社 平成6年7月発行p.198~p.200