お知らせ

2019年05月07日

観葉植物の上手な育て方~水やり②~

ゴールデンウィークが終わってしまいましたね・・・(^^;)

皆さんどのようなお休みでしたでしょうか!

リフレッシュ出来ましたか?

私は程よくリフレッシュできたので、お仕事頑張ります(^^)/

 

それでは今週は先週に引き続き、水やりについてご紹介します。

観葉植物は種類が多く、それぞれの種類により水やりは異なります。また、季節や置き場、植え込み材料、鉢の素材や大きさになどによっても異なります。

●種類による違い

 葉が多肉質のもの アオサンゴやハートカズラ、サンスベリアなどの葉が多肉質のものは乾燥に強く、水が多すぎるとかえって根腐れを起こし、株を傷めることがあります。そのため、水やりは鉢土が乾いてから行います。ディフェンバキアやアグラオネマも、茎が多肉質なので乾燥にに強いのですが、多湿を好むので、小まめに霧水を与えます。 シダ類で葉が繊細なもの アジアンタムやプテリス、ブレクナムなどは乾燥に極端に弱く、水ぎれすると葉がしおれ、再び水を与えてもしおれた葉は傷みがひどく、観賞価値が低下して切り落とすことになります。そのため、水ぎれしないように十分注意します。また、多湿を好むので葉水も十分与えます。 アナナス類 中心部に水がたまるようになっており、たまっている部分の葉の表面から水を吸収するので、常にためておく必要があり、また、鉢土の乾きはそれほど気にしなくてもよいです。なお、チランジアで葉に毛(鱗毛)がある種類は、霧吹きなどで霧水を与える程度とし、毛が水やりで落ちないように注意します。

●季節による違い

 水やりは季節によって与える間隔や量が異なります。上手な水やりをするには、鉢の重さを知っておくことです。水を与えたときと乾いてきたときの鉢の重さを軽くもち上げて知っておけば、多く与えすぎたり、極端に乾かしすぎたりすることがなくなります。吊り鉢などは鉢の底を軽くもち上げるだけで、乾き具合が分かります。 <春> 3~4月は日中暖かくなったからといっても、朝夕冷え込むときがあるので、水やりは控えめにし、鉢土が乾いたら与える程度にします。5月中旬以降は気温が上昇してきて、鉢土も乾きやすくなってきます。鉢土の表面が白っぽく乾いてきたら与えるようにします。 <夏> 梅雨明けとともに熱帯性の気候になるので、観賞植物はごきげんに育ちます。植物が大きくなり、鉢土の乾きも激しいので、当然水やりの回数も多くなります。そのため、天気のよい日は朝夕2回与えます。なお、水やりの時間ですが、日中暑い時間は与えた水が煮えて根を傷め、ひいては株を傷めてしまいます。そのため日中は避け、朝夕涼しい時間に行います。また、乾燥の激しい種類(コリウスなど)は半日陰に置き、極端に乾燥させないようにします。 <秋> 冬に備え少しずつ水やりを控えて与えます。10月中旬以降は寒い時期があるので、アローカシアやフィットニアなど低温に弱い種類は注意が必要で、鉢土がいつもじくじく湿っているような水やりは禁物です。 <冬> 多くの種類は生育が止まり、水分が多すぎると株を傷める原因になるので、鉢土が乾いたらとし、水やり回数は少なくなります。ただし、与えるときは1回に十分な量を与えます。なお、水やりの時間は午前10時ごろとし、朝夕の寒い時期は与えた水が凍る危険性があるので避けます。低温に弱い種類は乾燥気味にして冬越しします。また、特に寒さに弱い種類(サンスベリアなど)は、高温でないと株が腐るので、断水して休眠状態で冬越しします。

 

次回は施肥についてご紹介します。

 

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お待ちしております!

 

参考文献

・NHK趣味の園芸 新園芸相談⑨ 観葉植物

 監修:小笠原亮 尾崎章 編集:日本放送出版協会 発行:日本放送出版協会

 p.138~p.139

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