お知らせ

2019年05月21日

観葉植物の上手な育て方~施肥②~

今日は朝から土砂降りの雨の中出勤しました(;・∀・)

どうやら記録的な大雨だったようです!

洗濯物も干せないので、明日は晴れるといいですね(^^)/

 

それでは今週は先週に引き続き施肥についてご紹介します。

●肥料の種類

 大きく分けると、無機質肥料と有機質肥料があります。無機質肥料 科学的に合成、生産された肥料のことで、1種類の成分だけを含む単肥と、2種類以上を含む複合肥料がありますが、単肥は趣味園芸でほとんど使用しません。形状は粒状や粉状、液状があります。無機質肥料は化学物質なので、3要素の比率や肥効の期間などが比較的分かりやすく、無臭で利用しやすくなっています。多くは即効性なので、追肥に向いていますが、用土に混ぜて元肥としても使用できるものもあります。多用すると土質を悪くすることがあるので、用土には腐葉土や堆肥など有機質を混ぜるようにした方がよいです。 なお、無機質肥料には、10-10-10と表示してありますが、これは肥料成分で、この場合はN、P、Kがそれぞれ約10%含まれているということです。一般にこの合計が30%以上を高度化成肥料、これ以下を低度化成肥料といいます。 有機質肥料 動植物性の肥料で、油かすが一般的で、多く利用され、ほかに魚粉や骨粉、牛ふん、鶏ふんなどがあります。土の中の微生物により分解され、チッ素やリン酸を多く含み、分解が遅くゆっくり効果が現れるので、緩効性肥料として利用されます。 そのため、元肥として用土に混ぜて使用したり、置き肥として鉢土の上に置いて使用します。異臭があるのであまり室内向きではなく、室内で使用する場合には十分発酵したものを用います。

●肥料の成分

 植物には多くの成分が必要ですが、3要素といわれるチッ素(N)、リン酸(P)、カリ(K)が主体で、他は微量です。一般に土中に含まれているので、意識して施す必要はほとんどありません。 チッ素は葉肥といわれ、葉や茎の生長に必要な肥料です。最も欠乏しやすく、欠乏すると生育は衰え、葉色が淡緑色、黄緑色になってしまいます。観葉植物は葉を楽しむ植物なので、チッ素主体の肥料が多いです。リン酸は実肥(花肥)といわれ、花つきや実つきをよくし、欠乏すると葉数が少なくなり、暗緑色となり、緑部にしみができます。カリは根肥といわれ、根や茎葉の生育をよくし、病害虫や寒さに対して抵抗力がつきます。欠乏すると茎や葉が軟らかくなり、弱くなって病気にかかりやすくなります。

●施肥の時期

 5~9月の生育期に施しますが、低温に強い種類や、冬でも温度管理が十分にできて、順調に生育している株には肥料を施します。また、生育に応じて肥料を変えると、しっかりした株づくりができます。

 

次回は用土についてご紹介します。

 

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お待ちしております!

 

参考文献

・NHK趣味の園芸 新園芸相談⑨ 観葉植物

 監修:小笠原亮 尾崎章 編集:日本放送出版協会 発行:日本放送出版協会

 p.140~p.141

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