2019年08月27日
8月も終わりに近づき、子供たちも残りの夏休みの宿題を終わらせるのに必死だと思います。
私は最後の一週間で宿題をやる派だったので、毎年怒られながらやっていたのを思い出しました(;・∀・)
9月になると涼しくなるのもすぐなので、体調管理に気を付けないといけませんね!
それでは今週は夏越しについてご紹介します。
熱帯、亜熱帯産の多い観葉植物でも、日本の夏の日照や気温に対して、平気なもの、時と場合によっては障害を生ずるもの、完全に障害が生ずるものなどに分かれます。そうした性質や特長に適合した栽培管理を行わないと、日やけさせたり、枯らしてしまいます。
①日照
園芸植物は日光によって光合成を行い、体を生育させたり、子孫を残したりしています。つまり、日光は植物にとって必要不可欠ですが、量が多すぎても、困ることがあります。種類や品種による光線の適量は、それぞれの作業歴を参考にしてください。また、光線を好む種類、半日陰を好む種類の大別についてご紹介します。
●直射日光を好むタイプ
木本類や砂漠植物、海浜植物などが多く、戸外での栽培期間中は直射日光下で育てます。
●半日日陰を好むタイプ
木もれ日が当たる半日陰ではなく、午前中は直射日光が、午後は日陰となるような場所が半日日陰です。半日陰はふつう50%遮光程度の場所ですが、遮光下では節間が間延びしたり、花つきが悪くなることがあります。コーヒーノキ、コリウス、コルジリネ、ゴールドクレスト、ホヤ、ユッカなど。
●遮光栽培
寒冷紗、遮光ネット、ヨシズなどを用いて、適度の遮光をしてやると良いものが沢山あります。耐陰性で弱光線を好むものは50~60%遮光下で葉や茎の日焼けを防止します。30%前後の遮光下がよいものもあり、耐光性の強い植物でも遮光栽培をすると、間延びしたり葉色が淡くなりますが、そのほうが秋に室内管理にしたとき落葉しにくいなど育てやすいものです。
②温度
真夏日の続く高温期には、高温障害として元気がなくなったり、生育がストップしたり、根腐れしたり、ときには枯れるものが出てきます。 一般的な対策としては、できるだけ涼しくて、風通しのよい場所に移す、遮光下に置く、多少は光線不足になっても冷房してある室内へ置くなどの工夫をします。しかし、冷房の風を直接葉に当てるのは禁物です。日の当たるベランダは、コンクリートの射熱や強風で一般に夏越しには不向きですが、北向きの日陰のベランダならよいでしょう。
次回はについて①についてご紹介します。
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参考文献
・NHK趣味の園芸 新園芸相談⑨ 観葉植物
監修:小笠原亮 尾崎章 編集:日本放送出版協会 発行:日本放送出版協会 p.155