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2019年09月24日

観葉植物の紹介~シダ・ソテツの仲間①~

それでは今週から観葉植物のご紹介をします(^^)/

まず第一弾「シダ・ソテツの仲間」シリーズです!

 

●セラギネラ

 セラギネラはイワヒバ属の学名ですが、セラギネラ・アポータ、セラギネラ・クラッシアナ、セラギネラ・マルテンシーの3種、およびその斑入り品種を俗にセラギネラと称しています。いずれも柔らかな葉と緑や斑の美しさが、人気で小鉢作りにされることが多いです。はうようにして広がるコンテリクラマゴケも同属です。

管理のポイント

 耐陰性は強く、温室の棚下や日陰に植えられることが多いですが、空気の乾燥に弱く霧を吹いて保湿に努めます。置き場は直射を避けた明るい室内とし、水切れに注意します。施肥は特に必要ありません。繁殖は挿し木によります。

 

●プラティケリウム・ウイリンキー

 別名ナガバビカクシダ

 インドネシアからオーストラリア原産の植物です。樹上などに着生するシダです。栄養葉は根を包むように重なり、胞子葉は二又に分かれながら伸びます。吊り鉢やヘゴ板につけた形で売られますが、長く栽培すると子株を生じて大株となります。鉢物で流通するものの多くはプラティケリウム・ビフルカツム(ビカクシダ)だが、本種やプラティケリウム・グランデもときに出回ります。

管理のポイント

 乾燥に比較的強く、水やりは乾いたらやる程度です。明るい室内に置くべきですが、耐陰性はけっこう強く、耐寒性も強いです。繁殖方法は株分けになります。

●レザーファン

 南半球の温帯から熱帯原産です。葉は根出して3~4回の羽状複葉となり、表面は暗緑色で光沢があります。最も重要な花材で、八丈島ではフェニックスの下草として切り葉向けの栽培がされます。鉢物はミニ観葉から5号鉢程度の大きさで栽培されます。

管理ポイント

 丈夫で管理しやすいシダです。比較的乾燥に強く、耐陰性や耐寒性に優れ、室内の西向きや北向きの窓辺でも十分に生育します。よく見られる失敗例は、日中高温になる窓辺に置いて乾かしすぎたり、強光に当てて葉焼けをしてしまった、などです。暖地を除いて室内で越冬させます。

●ブレクヌム・ギブム

 別名ロマリア・ギバ

 南太平洋諸島原産の植物です。一般にはロマリマの名で流通してます。古株では根茎が立ち上がり、ミニチュアのヘゴのようになります。羽状の葉は柔らかく、栄養葉と胞子葉の2形をなします。ブラジル原産のブラジルシシガシラも同属で、たまに流通しますが、かたい雰囲気から人気はいまいちです。

管理のポイント

 乾燥に弱く、日の差し込む窓辺などに置くのは危険です。大きめの受け皿に水を張って浅く腰水をしたり、葉水を霧を吹くなどして加湿に心がけます。また、ヘゴと同じく幹の部分に水を与えるとよいです。

 

次回はシダ・ソテツの仲間②の紹介をします。

 

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参考文献

主婦の友生活シリーズ 観葉植物ポケット図鑑

編集人:田淵増雄 発行人:上原嚴 発行所:株式会社主婦の友社 平成6年7月発行

p.6~p9

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