お知らせ

2019年12月03日

観葉植物の仲間~シダ・ソテツの仲間⑪~

とうとう12月になりました!

今月は繁忙期で大変だと思いますが、土曜日曜でしっかり体を休めて下さいね(^^)/

銭湯や温泉などがおすすめです。

 

それでは今週もご紹介します。

●フィットニア

 別名アミメグサ(網目草)と呼ばれます。

 コロンビアからペルー原産の植物です。南米の多湿な林床下に2種を産する草本です。栽培されるのはフィットニア・ペルシャフェルティーのいくつかの変種や品種です。いずれも、葉に網目模様を持ち、その色は虹色からピンク、白などがあり、小型の品種コパノシロアミメグサが最も多く出回っています。

管理のポイント

 高温多湿、半日陰を好み、管理が難しい植物です。特に空気の乾燥と寒さに弱く、冬越しは温室でないと無理です。生育適期の5~10月は明るい室内で元気に生育するが、環境によっては保湿が必要になります。

●ツルニチニチソウ

 別名ツルギキョウと呼ばれます。欧州原産の植物です。暖地では常緑性だが、関東地方では冬に地上部を枯らします。春に株元から多数の枝を伸ばし、初めは立ち上がり、のちに匍匐します。芽出しのころに径3㎝程度の淡紫色の花を咲かせます。葉がやや小型のヒメツルニチニチソウも栽培され、こちらは耐寒性がやや強く、グランドカバーに多用されます。いずれも斑入りの花色の異なる品種があります。

管理のポイント

 寒さが厳しい地域でも室内では常緑を保ちます。耐陰性も強いです。常緑を保つとカイガラムシがつくことがあります。繁殖は挿し木や株分けでできます。

●テイカカズラ

 本州、四国、九州原産の植物です。気根を出して樹木などに付着する常緑のツル植物です。森林の中や周緑部に多いです。葉の形状は株の成熟度によってまったく異なります。ハツユキカズラやチリメンカズラはテイカカズラの園芸品種で江戸時代から栽培押されます。鉢物で多いゴシキヅタやフイリナヅタやアイリナガバテイカカズラはトウテイカカズラの園芸品種とされます。

管理のポイント

 日ざしの強い戸外では生育が悪いので、水切れに注意が必要です。耐寒性、耐陰性とも強く、グランドカバーに利用されるほどです。直射を避けた室内で管理します。

●カラテア・クロカータ

 ブラジル原産の植物です。カラテアの仲間で、花を観賞する唯一のものです。古くからゴールドスターの名で栽培されてきました。葉表は暗緑色ですが、葉裏は案紫赤色で、草丈は20㎝以下です。花序はラセン状につくオレンジ色の苞苞に包まれ、苞の間から小花が咲きます。花期は冬から春にかけてです。

管理のポイント

 強光を避けて、明るい室内に置きます。水が切れると葉を巻いてしまうが、乾燥にはきわめて強く、その状態で1か月以上も生き続けます。しかし、通常は葉が巻く前に水をやり、ときどき戸外に出して葉水を与えます。施肥は生育の盛んな春から初秋までです。

 

次回はシダ・ソテツの仲⑫の紹介をします。

 

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お待ちしております!

 

参考文献

主婦の友生活シリーズ 観葉植物ポケット図鑑

編集人:田淵増雄 発行人:上原嚴 発行所:株式会社主婦の友社 平成6年7月発行

p.66~p.71

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